MovableType本家サイトのインストール方法は、サーバーのroot権限を持っていることを前提に書かれているので、一般のレンタルサーバーにインストールする手順を書き留めておきます。また、DreamWeaverで作業することを前提に、後々作業しやすい環境を作りながら進めます。確認した環境は、サーバーは Xserver。WebブラウザはMacOSX10.6 のSafari4。文字コードはUTF8で統一。ダイナミックパブリッシング(動的にページ生成)は使用しない設定です。ちなみに2009年9月30日まで、MT5書籍のプレゼントキャンペーンが実施されています。

事前の準備

インストールをスムースに進めるため、事前の準備をします。

  1. MySQLが使えるサーバ(現時点でSQLiteやPostgreSQLは未対応。設定画面で出てくるので後々対応するんでしょう)
    ※藤本さん(The blog of H.Fujimoto)によれば、SQLiteでもインスールはできたとのこと。また、シックスアパートによるとMovableType5で使うDBは、今後もMySQLメインで考えているとのことです(2009/9/3 大阪で開催された「Movable Type 5 最新情報 & 圧倒的コストパフォーマンスのハイエンドCMS体感セミナー」にてSixApartの方が回答されていた)。
  2. Perl5.81以上のPerlが使えるサーバ(Perl5.8は不具合が出る可能性あり)
  3. MySQLのユーザー接続ホスト名、ユーザーID、パスワード(データベースと権限を持つユーザーを作成しておく。文字コードはUTF8で)
    レンタルサーバーなら、設定ツールが付いていることが多い。コマンドラインとphpMyAdminによる設定方法はMT本家サイトにあります。
  4. Perlのパスの確認(/usr/bin/perl や /usr/local/bin/perl が多い)
  5. サイトの絶対パス(後の手順でもチェックできます。mt-check.cgi)
  6. sendmailのパス(サーバー会社のサイトで確認)
  7. ディレクトリ構成を決めておく
    ディレクトリ構成のサンプル
    種類 ディレクトリパス 公開URL
    アプリケーションディレクトリ サイトルートまでの絶対パス/admin http://admin.ドメイン名/
    (http://ドメイン名/admin/)
    スタティックディレクトリ サイトルートまでの絶対パス/mt-static http://ドメイン名/mt-static
    ブログディレクトリ サイトルートまでの絶対パス/blog http://ドメイン名/blog/
    データベースディレクトリ データベースへのパス(レンタルサーバーの管理画面で作成)  

MovableType5のインストール手順

  1. MovableType5のダウンロード

    MT本家サイトから、日本語版をダウンロード&解凍。解凍してできた「MT-5.0b1-ja」フォルダを「admin」とリネーム。

  2. 必要ならPerlのパスの変更

    adminフォルダ内のcgiファイルはデフォルトで「/usr/bin/perl」となっている。サーバーのPerlのパスが異なる場合は、拡張子に.cgiの付いたファイルをテキストエディタで開き、Perlのパスを変更する。ちなみに、サーバー側で「/usr/bin/perl」「/usr/local/bin/perl」のどちらでも動くように設定してあるレンタルサーバーが多い。

  3. ディレクトリの作成(上のディレクトリ構成サンプル参照)

    ローカルで作業フォルダ(サイトルート)を作り、その中にadminフォルダを移動します。また、blogフォルダとdbフォルダを作ります。

    MovableType5のインストール手順1

    adminフォルダを新しいウインドウで開き、中にある mt-static フォルダをルート(adminフォルダと同階層)に移動します。

    MovableType5のインストール手順2

  4. アップロード

    FTPソフトで作業フォルダ内を丸ごとアップロードします。

    MovableType5のインストール手順2

  5. サーバー環境のチェック

    mt-check.cgiの権限を755に変更、サイトURL/admin/mt-check.cgiにアクセスします。
    「Movable Typeの構成ファイルが見つかりませんでした」と表示されますが、構成ファイルとはmt-config.cgiのことで、後の手順で自動生成されるので気にせず作業をすすめます。このとき、絶対パス(現在のディレクトリで表示)やPerlのバージョンも確認できます。「cgiwrapまたはsuexec環境下で動作していると思われます。」と表示があるかも確認しておきます。
    MovableType5に必要なモジュールのリストも表示されます。インストールされていないモジュール(黄色の背景)の説明を読み、必要なものがあればインストールします。(下記手順参考)

  6. 足りないPerlモジュールのインストール(例:Mail::Sendmailモジュール)

    コマンドラインでインストールできる方は、MT本家の説明を参照ください。

    1. CPANの検索欄にモジュール名(ここではMail::Sendmail)を入れ検索。該当モジュールをダウンロードして、解凍します。

      MovableType5のインストール手順2

    2. adminフォルダ内の extlib フォルダの中にMailフォルダを新規作成。
    3. Mail-Sendmail-0.79フォルダ内の Sendmail.pm をMailフォルダに移動。(ディレクトリ構成がMail/Sendmail.pmになる)
    4. サーバーにアップロード。再びmt-check.cgi にアクセスすると、インストール済になっている。
  7. パーミッションの設定

    下記ディレクトリとファイルの権限を変更します。mt-check.cgiの画面で「cgiwrapまたはsuexec環境下で動作していると思われます。」と表示がある場合はセキュリティ高めの設定ができます。

      表示あり 表示なし
    mtディレクトリ内の拡張子が「.cgi」の全てのファイル 700 755
    mt-staticディレクトリ内の supportディレクトリ 705 777
  8. サブドメインの設定

    1. サーバーでサブドメインを設定。adminをサブドメインに設定することでMT管理画面のURLを http://admin.ドメイン名/mt.cgi でアクセスできるようにする。バージョンアップ作業などの管理がしやすくなるらしい。
    2. サブドメインのアクセスのみを許可して、ドメインでのアクセスを禁止する設定をする。たとえば、http://admin.abc.jp/ でアクセスできるように設定場合、通常 http://abc.jp/admin/ でもアクセスが可能だが、下記.htaccess をルートに設置すれば、後者でのアクセスを拒否できる。
      #.htaccessサンプル
      SetEnvIf Host "^admin.abc.jp$" host
      order deny,allow
      deny from all
      allow from env=host
  9. Apacheがsuexecで動作している場合は、mt.cfg に必要な記述を追記

    エックスサーバーなど、Apacheがsuexecで動作している場合には下記記述をMTのコンフィグファイルに追記する。

    #======== Apacheがsuexecで動作している場合の追記 =====
    DBUmask 0022
    HTMLUmask 0022
    UploadUmask 0022
    DirUmask 0022t

以上、MovableType5のインストールの手順でした。
続けて、MTの管理画面での設定をします。

> MovableType5(MT5)β版の初期設定の手順のまとめ

参考サイト